白い塗り壁が青空に映え、均等に並んだ窓と味わい深い素焼きのＳ瓦が爽やかな南仏プロバンス風のＡ邸。 ご夫婦揃ってアンティーク収集が趣味というだけあって、あちこちに洒落た家具や雑貨たちがさりげなく配されています。
お子様にも「良いものを愛着を持って長く使う喜びを学ばせたい」とおっしゃるＡ様らしく、家中のいたるところにそのこだわりとふんわりとした温もりが感じられるお宅です。
お子様の成長とともに、家にも家具にも思い出が刻まれていく……マイホームは世界中でたった一つの宝箱です。

キッチンの床に張られたテラコッタタイル、金色の蛇口、シンクには白いタイルをあしらって……。
柔らかな曲線を描く窓からは明るい日差しが降り注ぎます。一日のうちで一番長くいる場所だからこそ、小さなことにこだわりたい。奥様にとって、キッチンは大切に作り上げたい空間の一つです。
毎日触れる玄関ドアやエントランスのアーチに張られたレンガも、その一つ一つすべてが日々の生活にゆとりと潤いをもたらしてくれるようです。